2010年9月9日

タイ人実習生の日本語学習

弊社では、日本へ入国予定の実習生に約4カ月で300時間の日本語学習を含む事前教育を行っているのですが、今日は、日本語授業を担当している、熱血先生からの報告です。












日本語を担当しております、澤田です。私が、タイ最北の県にあるチェンラーイに移り住んでから、もう8ヶ月になります。

これといって友人や知人もいないこの町に来た理由はとても単純で、「タイで一番北にある県であり、いくらか気温が低いだろうし、田舎だからきっと環境はいいし、物価も安いだろう」 というものでした。

チェンライに来て驚いたことの一つには、新聞報道では承知していたのですが、ミャンマー・ラオスとの国境から約1時間のこの地域が、人口約3億人が住んでいるGMS経済圏の主要な地域のひとつとして、各種プロジェクトが進行していることでした。

たとえば、中国と結ばれるスーパーハイウェイ・新幹線のプロジェクトなどが中国政府の支援をうけながら進行しています。

バンコクからも大手のセントラルグループなどの流通資本も進出しており、経済も活気がみなぎっていますし、日本からのロングステイプロジェクト誘致などの計画も聞いております。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

私は今、チェンラーイ市内の「さくら日本語学校」でタイ人技能実習生に日本語を教えております。

以前にもタイ人の学生に日本語を教えたことがありますが、教えていて気づくのは、日本語は本当に難しい言語だということです。

日本語にはタイ語に無い発音がたくさんありますし、アルファベットもひらがなとカタカナの2種類、おまけに漢字もあって、その漢字にも音読みと訓読みがあり、タイ語や英語には無い助詞もあります。また日本語の文法はタイ語の文法より難しいといえます。

それでもかわいい教え子たちは、毎日夢に向かって一生懸命勉強しています。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 教え子たちはもちろんのこと、ここチェンラーイの人々は素朴で正直で優しい人がたくさんいます。
 
また、愛国心や目上年上の人に対する尊敬の念、「困っている人は助けなきゃ」というナームジャイ(タイ語で真心のこと)があります。
 











東南アジアの中で経済発展しているタイですが、映画「フーテンの寅さん」の寅さん・さくら・おっちゃん・おばちゃんや御前様のような人がまだまだたくさんいるのです。


古き良き日本を思い出させる、チェンラーイよいとこ一度はおいで