2009年12月5日

タイ人介護士派遣EPA締結の行方

2009年10月末締結予定の日本タイ(EPA)締結は、継続協議という結果になった模様です。

日本の関係者もJTEPA(日本タイ経済連携協定)の行方に関心がありましたが、昨年から始まったインドネシア・フィリピンからの看護・介護士受け入れが受け入れ予定人数枠の半分という現状から新たにタイからのEPAモデルによる受け入れは難しいという厚労省の判断があったと思います。

受け入れ施設の慢性的な人材不足というニーズがある中で、外国人介護士受け入れ事業に20億程度の予算を投入しても外国人介護士・受け入れ施設のマッチングがスムーズにいかないことは
大いに問題ありという意見が大多数です。

日本の民間老人ホーム建設関係者・介護関連協会・介護関連の大学からも弊社へのコンタクトがありますが、タイ保健相は日本政府とのタイ人介護士・タイセラピストの送り出しに関するEPA締結の行方を待たずに独自に日本との関係機関とのパイプを強化しています。

日本とタイの要介護者を日本・タイの介護士でお世話するというコンセプトで来年以降新たな動きが出てくると思います。