2010年11月4日

農業実習生面接

栃木県のネギ・ホウレンソウを11000坪程度の畑で作っている若手農家の方が組合関係者と面接のため、チェンライにきました。

奥様がタイ国籍の方だったので、実習候補生との面接のやり取りなど非常にスムーズに行きました。

今回は、2名の採用に14名が応募という難関でしたが、①手の大きさや②トラクターを運転できるか? ③仕事でミスをした場合は、どうするか?④ハードな労働に耐えることができるか?⑤どうして日本に行きたいのか?などの質問が出ていました。




今まで、中国人研修生ばかりを採用してきた組合でしたが、全員の答えが素直・素朴で、家族のために日本に行きたい、間違いをしたら[ごめんなさい]という答えがでているので非常に好評でした。


採用から落ちた実習生全員の履歴書を持ち帰り、プラッスチック工場での実習生として検討したいということで、面接は終了しました。
29歳の若手の農家で、5年程度前からタイ人の奥さんと一生懸命頑張っています。 これから、規模も大きくしていきたいと言っていました。 また、日本の農業に非常に危機感をもっている意識の高い青年でした。

午後からは、タイ労働省のチェンライ職業訓練センター所長とインストラクターとの会議を行い、タイの技能検定の仕組みや、センターで実施している職業訓練カリキュラム等の説明を受けました。



所長からも、タイ人実習生が多く送り出せるように組合関係者と協力して、優秀な実習生を紹介できるシステムを作りたいとという旨の発言がありました。



午後からは、今回採用された農業実習生が卒業した県にひとつある、チェンライ農業専門学校を訪問しました。 15歳から入学でき5年で卒業です。 学費・食費・寮費などはすべて無料です。 現在は、約1200名の学生がいて、海外の大学への交換留学も行っています。

弊社の関係者が代表を務めていますので、今後もここの卒業生を日本に送り出すことにしています。

ここは、農業以外にも養豚・養鶏や、下記のような水耕栽培の実習も行っています。