2009年10月1日

NO.23タイインターネット事情

 国家通信委員会(NTC)のピチャポン副事務官は、タイでブロードバンドの普及が進まない理由として、利用料金が高いこととネットワークへのアクセスが不便なことを挙げた。  ブロードバンドの利用料金は月額590バーツほどですが、固定IPをとると追加で1000BHTほどです。 最近10Mというサービスが宣伝されています。

同副事務官は、「携帯電話でも低料金化が利用者の増加につながった。ブロードバンドも月300~400バーツ程度に値下げされれば、普及に弾みがつくだろう」と話す。  携帯電話は現在、月額料金200バーツほどに引き下げられており、これが利用者増加の大きな要因とされている。  一方、インターネットは100万世帯に普及しているが、このうちブロードバンドを利用しているのは1・6%にとどまる。  なお、業界筋によれば、ブロードバンドサービス提供の実質コストは月150バーツ程度に過ぎないという。ネットワークを所有する数社がほぼ独占的にブロードバンドサービスを提供していることが自由競争と低料金化を阻害しているという指摘がありますが、同時にネット環境が頻繁にダウンすることと、顧客からコールセンターへの連絡がとれないなど改善点は多いと思われます。