2009年10月4日

NO.25AFTAによる投資拡大

昨日も報告しましたが、東南アジア諸国連合(ASEAN)を自由貿易圏とする構想「AFTA」のもとで、来年、電機・電子分野の域内貿易が完全に自由化されることから、タイの電機・電子産業への投資が大幅に増加することが期待されています。

電機電子研究所のチャルアイ所長によれば、タイはハードディスクドライブ(HDD)や家電品の生産で経験と実績があり、域内の製造センターとなる可能性が強い。

このため、ASEANを単一の製造ベースと見なす外国メーカーが、タイに集中的に投資することが予想されるとのことです。

また、タイ工業連盟(FTI)電機電子部会のキティヤ部会長によれば、対タイ投資の拡大が期待されるものの、完全な貿易自由化には域内で製品や部品の規格や分類を統一しておくことが大切であり、加盟国間の調整に努力することがタイ当局に求められているとのことです。

タイ北部にもランプーン工業団地に多くの日系企業が進出していますが、チェンライ県にも関連産業の投資を期待したいものです。

関心のある日系企業の方々には、弊社のほうで専門家をご紹介できますので、FS調査など声をかけていただければ幸いです。