2009年10月21日

NO.29 チェンライでの米作り企業



チェンライで10年程度前からタイの米農家と協力して、日本の精米機・耕運機などを持ち込み日本マイを生産している会社をご紹介いたします。会社名は[こめや]です。
チェンライでは1月ごろ田植えをして、4月末~5月に刈り取る次が7月に田植えをして10月末~11月初旬にかけて刈り取ります。1月に田植えをしたコメのほうがチェンライでは寒暖の差があるのでおいしいそうです。私もここの米をおいしく食べています。
90%はバンコクへ残りの9%がチェンマイへ1%程度が地元チェンライで消費されています。タイの米相場は年度により相場が変わるのですが、ここの会社ではタイ米の約1.6~2倍程度の価格で買い取り保証を行っています。
6つの部落リーダーに約500戸の農家を管理させて、作付け面積が約2000rai(約1,000,000坪)の規模で採算をしています。多くのタイの農家がここの会社の米を作りたいと声がかかっていますが、人材・管理面で現在は生産の拡大はしていないそうです。
タイ人は夏場にタイ米を生産するので、秋の収穫量は60%~70%程度は落ちるそうです。

チェンライは水・土地・気候が米をはじめとした農産物の生産に非常に適している地域です。日本のきゅうり・なす・山芋・みょうが・青葉・キャベツ・ホウレンソウ・梅干しなども作っています。
   
タイは日本の米の生産効率に比べて、平均約30%程度落ちるそうですが、2期作のため生産量は多くなるそうです。
    
農業もすべて人材教育がすべてという言葉印象に残りました。
    
日本はタイ人農業研修生の受け入れが今後は増加するはずですから、日本式の教育・経験を持ったタイ人の人材を日本に今後は送り出せるように協力をしていきたいと考えています。