2009年10月23日

NO.30 タイの世帯平均月収2.1万バーツ

タイ統計局が今年上半期に全国の2万6000世帯を対象に実施した家計調査によると、世帯当たりの平均収入は月2万1135バーツで、2007年から6・4%増加した。

平均支出は1万6255バーツ(2007年比5・9%増)で、食費が33・5%、住居費20・5%、乗り物購入・交通費17・5%、衣料など個人用品費5・5%、通信費3・2%、教育費2・1%、医療費2%。
 
負債がある世帯は61・8%で、2004年の66・4%、2007年の63・3%から低下。負債額は平均13万3293バーツ(2007年11万6681バーツ)で、住居の購入・賃貸が36・3%、消費が29・7%、農業が14・9%だった。
 
地域別の平均収入と支出は順に、▽バンコクと首都圏3県(ノンタブリ、パトゥムタニ、サムットプラカン):3万6745バーツ、2万7636バーツ▽中部:2万2249バーツ、1万7128バーツ▽北部:1万6180バーツ、1万2275バーツ▽東北部:1万5165バーツ、1万2353バーツ▽南部:2万3621バーツ、1万7407バーツ――。

チェンライでは①大卒が8000BHT~②工場労働者で5000BHT~③農業作業者4500BHT~というのが相場です。チェンライから車で約1時間ぐらいのところはミャンマーですがそこからの海外労働者も相当な数が入国しており、1日150BHT(日給450円位)で作業者は集まります。ただし、所得格差は日本とは比較ができないほど現実には見受けられます。

地元の学生がアルバイトなどをした場合は、時給で20BHT(約60円)位が相場です。

ここタイは周辺国と経済格差がはっきりしているため、日本のように外国人労働者の受け入れ規制が強化されない限り、労働コストの上昇は起きにくいというのが現実です。ミャンマー人労働者は地域限定で(県単位)でのIDカード発行などをして就労が認められています。