2009年9月23日

NO.17 タイ国技能検定基準

タイ国では海外派遣労働者においては下記のような形になっております。
海外就労者向けの技能検定基準については、職業紹介及び求職者保護法により下記が明記されています。

第36条 海外就労に求職者を送り出すに際しては、海外就労あっせん許可業者は、次のことを実施なければならない。 技能開発局長の定めた基準に従い、求職者に技能試験を受験させること

建設関係 11 職種
建築大工、枠組み大工、装飾建築、れんが工、左官、タイル張り工、水道工(配管)、水道工(風呂場、便所)、水道工(管作成)、鉄筋工、建築塗装
工業関係 8 職種
電気溶接、エックス線溶接、ガス溶接、金属溶断工、空気管及び金属薄板製造工、管製造工、絶縁被覆工
機械関係 11 職種
自動車修理、ガソリンエンジン整備、ディーゼルエンジン整備、自動車電装、トランスミッション・サスペンション整備、タイヤ修理、自動車洗車、車体修理整備、重量車両整備、車体塗装、重量車運転
==海外就労求職者のための検定職種 ==
(1) 建設関係 11 職種

建築大工、枠組み大工、装飾建築、れんが工、左官、タイル張り工、水道工(配管)、水道工(風呂場、便所)、水道工(管作成)、鉄筋工、建築塗装
(2) 工業関係 8 職種
電気溶接、エックス線溶接、ガス溶接、金属溶断工、空気管及び金属薄板製造工、管製造工、絶縁被覆工
(3)機械関係 11 職種
自動車修理、ガソリンエンジン整備、ディーゼルエンジン整備、自動車電装、トランスミッション・サスペンション整備、タイヤ修理、自動車洗車、車体修理整備、重量車両整備、車体塗装、重量車運転
(4)電気電子コンピューター 4 職種
ビル電気技師、工場・工業電気技師、高圧電気技師、冷房エアコン調整工
(5)工芸 3 職種
木製家具工、家具塗装、工業縫製工
(6)サービス 3 職種
家事手伝い、運転手、調理

検定試験のレベル
・グレード1 (基礎):
主任、班長などによる指導後に、養成訓練などで得た基礎的技能と知識を使って、自力で作業を進められる能力を有する。
・グレード2 (中位):自分自身の処置を含め自力で作業を理解、そして解決できる能力を有する。
・グレード3 (高度):独自の作業に加えて経験の低い他の技能工を指導できる能力を有する。

技能開発局の技能基準ハンドブックによると、技能は下の図のように区分され、1 級はSemiskilled、2 級はSkilled、3 級はTechnician に相当するとしている。

海外就労求職者向け技能試験は次の項目を採点する。
1実技の正確さ、段取り
2道具及び材料の使用が無駄なく正確に行われているか
3作業の安全性
4実技に要した時間
5完成品の仕上がり
採点結果は次により判定する。
A 大変良いー得点80%以上
B 良いー得点70-79%
C 普通―得点65-69%
D いま一歩―得点60-64%
E 不合格―得点60%未満